Ordinary coterie writing

ただの文字書きによるひとりごとのくりかえし

公募小説の結果が出たので出した所感をまとめてみた

 こんにちは、皆様いかがお過ごしでしょうか。ここ最近天気というか、気温差がとんでも無いですね。私自身も体調が面白いくらい影響出ている反面、ありとあらゆる対策を試しては「よし、これは正解!」となる日々を送っております。
 
 今回はタイトル通り公募小説の結果が出たので得た所感というテーマで記していけたらと思います。いやぁ、やっぱり出してみないと分からないなって思うことがあったなぁとなったので、今回は反省点、今後の課題、チャレンジして良かった事の3点をお送りします。

公募の結果を踏まえた反省点

 まず結論からお伝えすると、見事に落選でした。一発で通るわけないっしょと思っていたのでまぁそんなもんなんだろうな、というのが正直な感想です。そしてそれらを踏まえて提出した作品を読み直したのですが、反省点として下記3点があるなとなりました。
  1. 賞の傾向・対策不足だった
  2. 話が冗長かつ長くなりすぎていた
  3. 設定がとっちらかっていた
 上記に挙げた反省点について、次から細かく記していこうと思います。

1.賞の傾向・対策不足だった

 まず1つ目は賞の傾向・対策不足だったという点。こちらに関してはあまりにも当たり前な事すぎてお恥ずかしい限りですが、今回出した賞の傾向の読みがかなり甘かったという実感があります。ちなみに明確には賞名は出しませんが、今回提出した賞は推理、時代・歴史小説が強い、人間を誠実に描いているかどうかを見ている傾向がありました。加えて受賞者の方を確認したところ、かなり歴史小説に強い方が多く受賞されていました。
 
 それを踏まえると、今回の私が提出した話はそもそも現代、というか近未来ものだったのでそもそもの御門違いだったなぁ、ということが分かりました。なので提出する前に賞の傾向・対策、歴代受賞者の方の作品を読んで研究することが大切だな、と強く実感しました。

2.話が冗長かつ長くなりすぎていた

 2つ目は話が冗長かつ長くなりすぎていたという点。こちらは読み直してて「うわなっが!」て思わず漏らしたことがきっかけでした。今回提出したのが18万字の作品だったんですが、自分の小説はいわゆる読み進めにくい18万字だったなぁと猛省しました。で、なぜ読みにくいのかと感じたのかを考えながら読み返したのですが、
  • 冒頭に当たる1章に情報を詰め込みすぎていた事
  • そして一瞬しか登場しないキャラクターも出してしまっていたから
 という2点が大きいと気づく事ができました。実は原稿を書き終えた後1章ごとに何文字あるかカウントしたんですが、まぁ露骨に1章だけ長かったんですよね。なのでキャラクターやシーンの取捨と章ごとのまとめる量について見直さなければならない、となりました。

3.設定がとっちらかっていた

 最後は設定がとっちらかっていたという点。実はもともとの傾向としてキャラクターの設定を盛りすぎてしまう傾向があるのですが、それが見事に悪い方向に出ていたなぁとなりました。
 
 設定を盛りすぎていたからこそ話も長くなるし冗長にもなる、更には傾向と対策しにくい作品にもなるし、主人公が一人ではなく二人でないと成り立たない物語となってしまうんだなぁと。そういったことを考えたら設定をもう少ししっかり整理すべきだと反省しました。
 
 以上が今回の公募で見得た反省点でした。ではここから何を見出したのかを記していこうと思います。

反省点を踏まえての今後の課題

 反省点を踏まえて今後の課題としていく必要があるものは下記の通りです。 
  1. 1章ごとの文字数をふんわり決めた上で執筆する
  2. 公募の傾向研究と対策を重ねていく
 どっちも当たり前なんですが、私にとっては当たり前はないことだったので自戒を込めて記させていただきます。

1.1章ごとの文字数をふんわり決めた上で執筆する

 まず1つ目の1章ごとの文字数をふんわり決めた上で執筆する、です。こちらは今後書き続ける上でも必要だと思うことだったので記しました。まず、公募出したことない方に向けてお伝えしておくと、長編を書く場合、章として出す上で最低でも13〜14万字書く必要があります。そこからさらに指定された原稿用紙、もしくはフォーマット*1に納める必要があります。
 
 以上を踏まえて考えたのが、1章においての文字数を決めた上で書くことという結論になりました。実際そうした方が反省点である部分も担えるだろうともなりますしね。なので今後執筆するときはこのくらいの文字数に収めるために展開のボリュームがどの程度必要か、と考えながら書こうかなと思っています。

2.公募の傾向研究と対策を重ねていく

 2つ目は公募の傾向研究と対策を重ねていくことです。これはもう当たり前やろ〜! となる人のが多いと思いますが、できていなかったので書かせていただいています。といってもやるべきことって下記くらいだと思うんですよね。
  • 歴代受賞作を読む
  • 歴代受賞作品の時の審査員をチェック
  • 歴代どのような傾向の作品が受賞しているのか
 いずれをやるとどの公募と相性が良いのだろうとなれると思うので、その辺を徹底してやっていこうと思っています。ちなみに私の場合は「現代物が多く受賞している公募」と「審査員が先生方よりも編集さんの方が良いのかも……?」となっているとかいないとかなので、まぁその辺はトライアンドエラー精神でやっていこうと思っています。

チャレンジしてみて良かった事

 では最後に、ここまで色々と所感を記したところでチャレンジしてみて良かった事を記していこうと思います。良かったなと思ったことは下記3点です。
  1. 自分の小説の悪いところがはっきり見えた
  2. 執筆ペース配分を分けやすくするために時間を作ろうとなった
  3. より書き続けようという決意を固められた
 どうしてそう思ったのかについてはサクッと記そうと思います。

1.自分の小説の悪いところがはっきり見えた

 まず1点目は自分の小説の悪いところがはっきり見えたということ。個人的には本当にこれが一番良かったと思えた点です。今まで自分にとってこれが良いと思ったことが一度形にしたことで「あ、ここはダメなんだ」と気づくことができました。やはり自分が良いと思える作品と同人作品における良い作品、そして今回出した公募の世界における良い作品って全部違うんだなとなるには公募小説に出すのが最も手っ取り早いんだなぁと改めて思いました。
 
 加えてわりと何に対して言えると思うのですが、自分の悪いところを見直すのってかなりしんどい事だと思います。でも今回公募の作品を出すにあたって一度書ききった事が自信となったのか、「一回プロに読んでもらえたんだな、じゃあ次はその先の人に読んでもらうにはどうすれば良いのだろう」と考えられるようになっていました。なので引き続き自分の小説の悪いところを見出しつつ、より良いものを書いて応募していけたらと思っています。

2.執筆ペース配分を分けやすくするために時間を作ろうとなった

 2点目は執筆ペース配分を分けやすくするために時間を作ろうとなったことでしょうか。これは上記にも書いた通り多くの作品を書くためには時間が必要だと思ったのが大きい理由です。もう圧倒的に必要なのは時間だし、そしてその時間を作るためにまた新たにありとあらゆる観点から見直す必要あるな、となりました。
 
 その中でも、私は作業時間と休憩時間の切り替えがまだうまくないという課題があります。その切り替えが下手なのはやはり今の環境にまだどこか甘えてしまっているのが大きいですし、そういった物事とどう付き合うべきか考える必要もあります。なので毎日ありとあらゆる記録をつけつつ見直し、時間を捻出しようと思っています。

3.より書き続けようという決意を固められた

 3点目はより書き続けようという決意を固められたことです。実はこれに関しては公募作品を出した後、とある小説教室のお試し授業的なものを受けた時の言葉の影響もあります。その時講師の先生が「書き続けて下さい」と仰っていたのですが、今回の公募を出してみて正に思っていた事だったんですよね。
 
 そう思った理由はやはり書き続けないと見えない事が多いと感じたから。私自身、今回の公募で出してようやく自分の小説のよろしくないところが見出せたし、こういう話の方が良いのかな、となることが出来ました。加えて小説を通して自分を見直すという事も出来るので、そういった事を含めて書き続けよう、となりました。なので引き続き隙間時間とか使ってありとあらゆる話を書きたいなと思っています。

終わりに

 ということで今回は公募小説の結果を踏まえてありとあらゆる観点から所感をまとめてみました。やはり一回やってみないと分からなかったのですが、今回出してようやくどういうものかが見えたり、自分の小説の悪いところからどういう風にしようかと考えたり、色々と見直す機会として今回の経験は非常に大きかったなと思います。
 
 そしてこのエントリーを書いている今、プライベート込みで小説3本の執筆を同時進行しています。自分でもこんな風に切り替えて進めらえるようになってる事に驚いていますし、必ずこれを当たり前に出来るようにする、改めて意を決しました。なので引き続きゆるやかにありとあらゆるSNSと緩やかに付き合いつつ、ブログ(このブログと日常ブログ)に考えている事を記したりしつつ、小説をずっと書いていけたらと思います。
 
 では、誕生日前日のエントリーがこれになったのが笑えるところですが、また次のエントリーで!

*1:基本的に原稿用紙400字か30×40、もしくは40×40で何枚以上みたいな感じです。