Ordinary coterie writing

ただの文字書きによるひとりごとのくりかえし

複数の原稿をしながら転職活動したオタクがやったタスク管理

 こんにちは、皆様いかがお過ごしでしょうか。3月ももう中旬になりかけておりますが、いかがお過ごしでしょうか。私は先々の準備をしつつも「やばい、時間に余裕がありすぎて余計なことを考えてしまう!」と危機感を抱いたところで、気温差についていけずゆっくり休めたりしていました。もういろいろな意味で「THE馬鹿正直」と名乗った方が良い域すぎて笑うしかありません。

 そして今回のエントリーですが、チラッと前回のエントリーで話題にしていた転職活動をしていた時のタスク管理について記せたらと思います。いろいろな人たちに「お前どうやってスケジュール管理してたの……?」と真顔で聞かれることが多々あったことに加え、今後の自分用にまとめてみるかと思い今に至っています。これから転職活動をする方、もしくは日々のタスク管理でお悩みの方にとって「あ、こういうのもあるんだ」と思うそんなエントリーと思っていただけると幸いです。ではいってみましょう。

1、前提情報

 ということでまずは前提情報、という名の中の人のスペックについてから。ざっとまとめると下記の通りです。

  • 中の人:30代後半女性
  • 経験者数:6社(正社員:1、契約社員:2、アルバイト:1、派遣社員2*1、フリーとして取引していた企業様数:1)
  • 経験業務:事務職(金融系やメーカー、商社などの営業事務や特許事務、知財事務)、WEB系(SEOメディア系のライティングやコーディング、画像デザイン、記事LPなど)、人事(社内外の広報など)
  • 現在の就業環境:2024年3月現在もフルリモート・出社どっちでも選べる企業で派遣社員として働いている
  • 転職活動のオタク活動のあれそれ:ライブ2本(1本名古屋に遠征、1本は都内)、日常ブログ(ほぼ毎日更新)、創作tipsブログ(ほぼ月2回更新)、原稿(内訳:公募原稿3本、同人原稿長編1本・再録用推敲1本・オフ用原稿短編1本)、確定申告(2月の間だけ)

 いや、本当に改めて体だけじゃなくて人生とか職歴とかまで生きるレアケースだとは思いませんでした。書き出してみて本当にいろいろと経験していたんだなぁとなりましたし、何もかも特殊案件すぎるんだなぁと。

2、転職活動に関する詳細情報

 ではそんな特殊案件すぎる私が今回やった転職活動についての情報をまとめました。期間や背景、転職エージェント、条件面などについてはこうでした。

  • 転職活動期間:2024年10月末から2024年2月末まで
  • 転職を決めた背景:派遣の契約が2024年3月末くらいで終了と知ったタイミングでふわっとキャリア・ライフプランを見直し、転職しようと決めた
  • 転職エージェント:3社利用(リクルートエージェント、doda、業種特化系)
  • 企業に求める条件:正社員での雇用、年収UP、過去の職歴を活かせるもの、ボトムアップでフラットな企業風土、執筆活動(取引のない形で完全自主)が副業として行える企業
  • エージェントの皆さんに求めたこと:執筆活動が副業として行えるかの確認、なるべくオンライン面接で対応していただけること(どうしても無理な場合は対面で、という感じにした)

 見ての通り、ある意味来るべき時が来たので早めに始めたと言う感じです。そして今回は圧倒的に時間がなかったので、全力で転職エージェントさんの力をお借りしました。今回dodaのみ担当の方を一度変えましたが、それ以外のところはずっと同じ方が担当、男女比は1:2でした。そして条件面と求めたことに関してですが、執筆活動を副業として扱っていただけるところというのが最大の条件でした。そのため、エージェントさんには「配信してくださる段階」、「応募してから書類通ったら確認」の段階どちらかで可否を確認を取っていただき、駄目だったら断ってくださるようにとお願いしました。

3、タスク管理で意識したこと

 では前置きはここまでとして、次は本題のタスク管理において意識したことについて記していこうと思います。今回意識したことは大きく6点あります。

①タスクの線引きを明確にした

②気晴らしをする機会を増やした

③落ちても落ち込まないように工夫をした

④現状を知ってから自己分析をして応募数を徹底的に絞った

⑤テンプレート化できるところはテンプレート作成した

⑥公募原稿をブラッシュアップ形式にした

 幾つかは新卒の方でも言えることがありますね。では1点ずつサクッと説明いたします。

①タスクの線引きを明確にした

 まずはタスクの線引きを明確にしたという点です。より具体的にお話をすると「この時間は仕事とこっち、ここから先の時間は仕事とこれ」みたいにはっきりと線引きをして対応していた、というと分かりやすいでしょうか。実際私がやっていた具体例がこちら。

<大まかな分け方>

  • 午前:仕事+転職活動
  • 午後:仕事+原稿

<例外>

  • 求人確認は仕事前後にチェックし、選定してから応募をしていた
  • 面接などが入ったらそちらを優先する

 以上のような形でした。正直1日張り付いていても進められないですし、何よりも気持ちを引きずってしまうと逆にストレスや不安になってしまうと思うんですよね。なので私の場合は在宅勤務であることを利用し、大まかに線引きをする形でタスクを分けるようにしました。もし出社されている方の場合は通勤時間や休憩時間などで転職活動、みたいに分けたりするよ良いかもしれませんね。

②気晴らしをする機会を増やした

 次は気晴らしをする機会を増やしたことです。こちらは仕事が決まらないという不安を取り除き、リフレッシュをするために取り入れていました。私の場合、ただデスクに張り付いてばっかりだとメンタルを確実にやってしまうので、必ず下記を入れるようにしていました。

  • 朝食・昼食で好きなものをヘルシーに作って食べるようにした
  • 毎日散歩2〜3セット(有酸素多めの日は3〜4セット)
  • ジムでのトレーニング(1日おきだったけど終わり側あたりから2日おきにした)
  • 週末は必ず外出、外食するようにした
  • 夜はキャンドルだけでのんびり過ごすようにした

 ある意味私のブログを見ている人なら納得の気晴らしだと思います。中でも自炊とジムでのトレーニングは本当に良い気晴らしになったと思います。そしてキャンドルは夜眠れるように、という工夫も兼ねてだったのですが、これもかなり心身安心した印象です。ただ、気晴らしというのは人によって全く異なるものなので、「これならすっきりするな」と思うものを取り入れてみて頂けると幸いです。

③落ちても落ち込まないように工夫をした

 3点目は落ちても落ち込まないように工夫をしたことです。こちらは新卒の方でも言えることですね。転職活動をしているとどうしてもお見送りをいただく機会が生じてしまいます。そしてそれが続いてしまうと自己肯定感が落ちてしまうと負のスパイラルに、となってしまうという方が多いと思います。私も思わずなりかけましたが、私は友人からの言葉でそう思わなくなりました。

 友人から言われた言葉、それは「転職活動は合コンであり、面接はショートコントだ」でした。友人に前者の理由を聞いたら「転職活動と合コンは両方ともにご縁があって成り立つものだから」と答えてくれたんですね。それを聞いて「あ、確かにそうだわ」と納得して以来、「あ、ご縁がなかったんだね! はい次々!」と思えるようになりましたし、そう思いながら転職活動をするようにしてからは割と上手くいくようになっていました。

 あと、上記に加えてやっておくと良いものとして挙げたいのが創作活動です。仮に落ち続けていても「や、お宅と縁がなかったとしても今の私には原稿とかブログとかやることアホほどあるし!」とスッパリ思えるようになったんですね。なので、そういう切り替え的な意味でも原稿をやるの、本当におすすめです。私はそのお陰で公募原稿や同人原稿、ブログ、そして確定申告をこの調子で片付けることができましたので、ご参考に。

④現状を知ってから自己分析をして応募数を徹底的に絞った

 4点目は現状を知ってから自己分析をして応募数を徹底的に絞ったことです。こちらは上記3点とは違って転職活動にフォーカスした点になります。まず、上記の通り私は転職活動をしっかりやるのがほんっとうに久々でした。その理由はずばり、「面接が死ぬほど苦手だったから」です。ですが、そうも言っていられないなとなり、転職活動初期は自分がどんな企業に興味を持ってくれるのか、どこが弱点なのかをチェックするために業界・職種問わず幅広く求人をチェックし、面接を行なっていきました。

 そうして次第に自分をPRするためににはより明確にしなければならないと思うようになりました。その中でももっとも強く思ったことが自己分析でした。ただ、自己分析ってほんとどうすりゃいいんだろうとなったので、ここで以前利用したキャリアカウンセリングサービスことポジウィルキャリアを再びお試しで利用しました。

posiwill.jp

 こちらを使って50分ほどしっかり語り合いました。本当にいろいろとぐさっと来ることを言われてしんどかったです正直。ですが、ここで自己分析はゴール思考且つ「こうあるべきを壊して素直な気持ちでいかないといけない」となったんですね。そこからコーチを担当してくださった方から「YOUのそれ、言語化できたらめっちゃ強いと思うから自己分析を徹底的にやってみるといいかも」と言われ、そこから年末年妬の時間を利用して徹底的に自己分析しました。そうして出した結果をコーチの方にそっと送り「最高」の言葉を頂いてからエージェントさんとシェア。そこから徹底的に絞って応募数を減らし、より良い企業と出会えるようにしていきました。

 そうしたら予想していた以上に打率が上がりました。具体的には「あ、ここはこれが良いけどこれがこうじゃないからダメだ」と言う線引きがより具体的にできるようになった、面接時の質問に対し「こうでこうです、なぜならこうでこうだから」とよりロジカルに答えられるようになったんですね。なので自分のことをしっかり理解し、より良い企業様と出会えるようにするためにも徹底的に自己分析することをお勧めします。どう分析すりゃいいかわからない方向けに、私が使ったテンプレートを配布いたしますので、こちらを参考にどうぞ。

docs.google.com

⑤テンプレート化できるところはテンプレート作成した

 5点目はテンプレート化できるところはテンプレート作成したことです。こちらもより転職活動にフォーカスした点になります。まず、上記の通り非常にオンオフ多忙だったため、少しでも1つのアクションを簡略化する必要があると思っていました。そこで私はテンプレート化できるところはテンプレート作成するようにしていきました。具体的にテンプレートを作成したものは下記です。

  • 転職エージェントさんに対する返信の文言
  • 面接の回答

 おそらく想像通りのものじゃないかと思います。まず転職エージェントさんに対する返信の文言ですが、書類選考の際に来る質問*2や面接の調整などの回答はテンプレート化できると思い、直近のテキストを使ってすぐ回答するようにしていました。内容に沿って変えて送るだけでもあっと言う間に終えられたので、これは個人的にかなり楽だったなと思います。

 そして次に挙げた面接の回答も何度か面接をしていくうちに「あれ、この質問は回答を固定できるな」と思うものがかなりあったんですね。主なものでいうと自己紹介と職歴、年収、キャリアプラン、仕事で何を心がけてやっているかなど、事実ベースの質問などです。こちらに関してはもう回答内容は固定してしまった方が早かったので、テンプレートを作成し志望理由などを変えるだけにしていました。

 ちなみに履歴書や職務経歴書も過去に作成したデータが残っていたので、写真を今のものにしたり、内容を今に踏まえたものにブラッシュアップする形でデータで管理するようにしていました。そうすれば日付を変えて印刷するだけで済みますし、焦らず対応ができます。より簡略化するためにもテンプレ作成はしっかりやっておくと良いかもしれません。

⑥公募原稿をブラッシュアップ形式にした

 最後は公募原稿をブラッシュアップ形式にしたことです。上記の通り本当に目まぐるしい日々を送っていたので、新作書き下ろしのための時間の確保が非常に難しいと思っていました。そこでこの時の私は過去の原稿をブラッシュアップする形で提出する、という判断を下しました。そうしようと思った理由はとある公募に出した際のフィードバックで「あなたはストーリーは完璧なのであとは技術を身につけること、大衆的なストーリーにシフトできるかが課題」とすっぱり言われていたからです。したがって転職活動中の公募原稿はブラッシュアップしていこうと決めました。

 書き下ろしじゃないのもどうなんだろうなぁと思ったんですが、「この賞だとこういう話はウケなかったけど、過去の受賞歴的にこっちならいけるのでは?」と分析するようになりました。さらに一度自分が書いた話をブラッシュアップしていくことで「あ、ここはこういう表現でもいけるのでは?」とか「こういう話はアウトー! なのでこういうストーリーにすると良いのかもしれない」という気づきを得る良いきっかけにもなっていたんですよね。そしてその復習も兼ねて同人原稿でやってみる、という良い感じの流れができていました。

 あとさらに、「人生はRTA」みたいな生き方をしている身なので、こういうことを取り入れながら余計なことを考える時間を減らせたという意味でも非常に良かったなと思っています。人間って暇だと本当に余計なことを考えがちなので、創作が好きな人はこういう形でブラッシュアップして学ぶ、もしくは新たな発見を得る機会を充てることで転職活動に対する気晴らしにもなると思います。

 上記を意識して転職活動を続けた結果、満足のいく転職ができ、さらにはいろいろな原稿やタスクをやり終えられました。全部とは言いませんが、これなら取り入れられそうだなと思えるものがあると幸いです。

4、転職活動を終えて見えた課題

 それでは転職活動を終え、次の企業様に入社する準備を進めている今の段階で見えている課題についてまとめられたらと思います。ここ最近は現職で働きながら次に向けて少しずつ「これはこうすれば良いかな?」というトライアンドエラーをしておりますが、ざっとやってみて下記2点の課題があるなとなりました。

①原稿をやる時間をいつにするか

 まず1点目は原稿をやる時間をいつにするかです。現職はフルリモートという環境だったので、ある意味いつでも原稿ができる環境でした。ですが、次の企業様は下記のような就業環境です。

  • 出社頻度:フル出社
  • 残業時間:絶許な環境
  • 男女比率:女性が多い
  • 人間関係:働きに来ているという思考の人が多くある意味すっきりしている
  • 業務量:多め

 ある意味今と変わらない部分もありますが、やはりフル出社という最大の変化があるという状況です。いろいろ考え他結果、現在はジムに行ってトレーニングをしてから出社できるように起床時間・就寝時間を前倒しできるように調整、その朝の時間を使って原稿をやれたらと思っています。そしてブログは帰宅してから振り返り、のようなノリで良いかなぁとほんのり思っているとかそうでないとか。

②原稿をやる日とやらない日の線引き

 2点目は原稿をやる日とやらない日の線引きについてです。現在は原稿をやらない日は外出する日としていますが、1点目の通りこれからはフル出社になるのでこの法則だとちょっとまずいなとなっています。そこで新しい線引きをこうしようかな、となっています。

  • 作業する日:ジムオフ・有酸素多めの日
  • 作業しない日:ジムトレーニングの日

 上記の通りに分けようかなと考えています。こうしようと思った理由は「ジムでのトレーニングをしない日の時間をどうしようかな」と思ったことがきっかけでした。そこからしっかり考えていくうちに「あ、このトレーニングしない日を作業日に充てれば体も休めるし、最高で週5日できる」と気付いたんですよね。私の場合隙あらば動こうとするので、そのベクトルを原稿に向ければより良く過ごせるんじゃないかと。

 以上をトライアンドエラーでいけたらと思っています。これじゃないなとなったらまた新しく考えれば良いですからね。

終わりに

 と言うことで今回は転職活動中のタスク管理エントリーをお送りしました。改めて「いろいろやっていたなぁ……」となりましたし、今後同人活動しながら転職活動する方に向けての参考になればと思っています。感想やご連絡などは各種SNS、もしくはメールフォームがありますので、いずれから送って頂けると。

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 では、今回はこの辺で。次も書きたいことが浮かんだら書こうかなと思います。ではまた!

*1:同じ派遣企業だけど時期違う時に就業しているので1社だけどカウント2にしています

*2:年収や業界的に平気? などの質問です。