ということで原稿もいろいろ詰まりつつあって更新頻度が落ちておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
私は先日ニューデスクやスタンディング用にポチったMOFT-Zが届き、快適な作業環境になりつつあるとかないとか。
その詳細は椅子がきたときに書かせていただきますので、もう少々お待ち下さいませ〜*1。
さて、今回のテーマは
「レイアウトについてざっくり学ぶためにやってる事」
です。
え、なんでこれ?となる人も多いと思いますが、最近「表紙のレイアウトどれがいい!?」と質問される機会が立て続けにあったからという割と安直な理由だったりします*2。
なので今回は学ぶためにやっていることをゆるっとお話ししていこうと思います。
1.デザインの中でレイアウトがどのような役割を果たしているのかを理解する
まず、レイアウトってなんなのかを学ぶためには、
「デザインの中でレイアウトがどのような役割を果たしているのか」
について、見ていく必要があります。
なぜかというと、基礎が分からないと「この例はいいけどこの例はダメ」と説明されても「え、どうしてダメなのかが分からないぞ…!」ってなるから。
それくらいレイアウトって基礎が奥深いし、世に出ているレイアウトのハウツー本って『"基礎がわかっている前提"で「この例はいいけどこの例はダメ」と見せてから真似して学ぶ』仕様が多いんです*3。
しかもこの「真似して学ぶ」って基礎が分かっていないと真似しても根本で理解できないんですよね……学校の授業と一緒で……。
なので真似して学べるようになるためにも、まずはこちらのエントリーでも紹介したこの本を目に通していただきたいです。
「またこの本かよ!!!」
ってなる人も多いと思いますが、この本は本当に基礎を学ぶには最高の一冊なんですよ……。
しかもこの本で一番多く取り上げられているのは何を隠そう今回テーマにしている「レイアウト」。
さらに、個人的にレイアウトをデザインの一部としてここまで細分化して解説してくれている本は本当に見かけません。
なのでデザインの中でレイアウトがどのような役割を果たしているのかを学ぶんだったらやっぱりこの一冊がいいと思います。
いやーでもそこまで専門的じゃなくてもいいかなぁとか、より同人に使える・特化した内容がいいなぁとなったらこちらの本がおすすめ。
先ほど紹介した本と同様いわゆる基礎を学ぶための一冊ですが、より同人に寄り添った内容となっています。
執筆されたさんが元塾講師からデザイナーにジョブチェンジされたという方なので本当に分かりやすく書いてくださっているので、本当に読みやすい一冊です。
あとすごく素敵なのが同人誌でも紙版・ダウンロード版とあるので読みやすい方で一読してみるのも良きかと。
2.レイアウトは雑誌やカタログ、レシピ本を見て研究するクセをつける
基礎が分かったとことで日々のインプットはどうするのかについてお話ししていきたいと思います。
インプットに関しては至ってシンプルで、「世にある雑誌や本を見る」だけです。
なんで参考書ではなく雑誌や本なのかと言うと、
- 作っている人たちはありとあらゆるプロの集団なので基礎に則った誌面作りがされている
- 流行の色や組み合わせなども一緒に学ぶことができる
- 参考書の発行ペースよりも最新のものを見ることができる
と、要約すると「ハウツー本以上に最強の教科書になる要素があるから」です。
なので私は現在楽天マガジンに登録してありとあらゆる雑誌をいつでも見れるようにしています。
ジャンルはいろいろと見ていますが、今回特に表紙とお品書きに活かせたなぁと思ったものを記しておきます。
表紙のレイアウトは「ファッション・ライフスタイル・インテリア系雑誌やカタログ」
まず表紙のレイアウトですが、表紙は「イラストや写真などメインとなるモチーフ+タイトル」がほとんどだと思います。
そう言ったものを参考にするんだったら、ファッションやライフスタイル、インテリア系の雑誌やカタログを見るのが確実です。
なぜかと言ったら、写真の色味やポージング・構図に沿ってフォントの位置や色なども決めているので、そういった方向でもすごく参考になるから。
あとファッション雑誌はターゲットとしている年齢層やライフスタイルによって使うフォントや色が違います。
なので自分がどう言った作品を作りたいのかがある程度定まっていたらイメージに近い雑誌を探すのも一つのやり方だと思います。
ちなみに私はそろそろごちゃごちゃしたデザインからスタイリッシュなデザインにしたいなぁと思っているので、
ファッション雑誌
- ELLE JAPON
- GINGER
- VOGUE JPAPN
- GINZA
- SPURなど
ライフスタイル・インテリア系雑誌
- FRaU
- Hanako
- ELLE DECOR
- 北欧テイストの部屋作り
などを見ています。
可愛いものとかだったらminaとかCancamとかRay、大人っぽいテイストならCLASSY.やOggiとかといったように見ていくと良いんじゃないでしょうか。
お品書きのレイアウトは「料理雑誌・レシピ本」
そしてある意味表紙以上にオタクを悩ませるお品書きのレイアウト。
でも、お品書きって大体「本の表紙画像+本に関する情報」で構成されていますよね。
そう言ったレイアウトを参考にするんだったら、料理雑誌やレシピ本が一番オススメです。
料理雑誌やレシピ本は他のジャンル以上に多くの情報を要約して掲載していることが多いですよね。
しかも料理雑誌やレシピ本は写真ドーン!とあるものもあれば、小窓で細かく分けてレシピを紹介するものもあったりとさまざまなレイアウトがあります。
なのでお品書きで悩んだら料理雑誌やレシピ本を見るようにすると、ヒントを得やすくなると思います。
ちなみに私の場合は小説サークルというのもあり、マンガサークル以上にインパクトが求められます。
なので見ているものもこんな感じ。
料理雑誌
レシピ本
- 「つくおき」シリーズ
- tamiさんなど好きなインスタグラマーさんの書籍
- ワタナベマキさんの書籍
- 飛田和緒さんの書籍
などを見ています。
料理雑誌やレシピ本は特に食べたいと思えるもの=好みであるケースが多いので、選ぶときは「自分が作りたいと感じたもの」を手に取るようにするのがオススメです。
あと最近のレシピ本は装丁の勉強になるものも多いのでそういった観点から見るのも面白いと思う*4。
という感じにゆるっとまとめてみました。
レイアウトって基礎は変わらない反面、その時に流行っているものによって構図やフォントが変わるものなので、引き続き勉強していきたいところです。
ではでは、次のエントリーはエアブーの時に作ったお品書きを実際に作った様子をまとめられたらと思います。
それまでゆるっとお待ちいただけると有り難いです!